10月1日は十五夜です。十五夜とは、美しく明るい月を眺める行事のことで、お月見ともいいます。
平安時代の貴族たちは、月を眺めながらお酒を飲んだり詩歌を楽しんでいました。
江戸時代になると庶民の間にまで広がり、無事に稲を収穫できた喜びを分かち合い、感謝する日となりました。
中国から伝わった十五夜ですが、現在は日本の伝統文化として、大切に受け継がれています。
<お供え物の意味>ススキには、悪霊や災いなどから収穫物を守り、翌年の豊作を願う意味が込められています。月に見立てたお団子をお供えすることで、月に収穫の感謝を表します。豊作を祝う行事でもあるので、収穫されたばかりの農作物をお供えし、収穫に感謝します。
<十五夜メニュー>
・栗ご飯
・きのこ汁
・さんまの塩焼き
・大根おろし
・ほうれん草のお浸し
・秋ナスと生揚げの煮浸し
・まんまる月ゼリー
旬の食材を多く使用しました。さんまは患者さんからとても人気があるメニューです。行事食のデザートも楽しみにしてくれています。