テーマ:患者さんを主語に考えるケア 〜価値観の違いから協力へ〜
9月に開催した看護補助者会では、当初「信頼と寄り添い」をテーマに勉強会を企画していました。しかし、直前に病棟で看護補助者同士の意見の衝突が起き、その原因を分析した結果、「価値観の違いを尊重できていないこと」と「患者様を中心にした考え方が抜けていること」が大きな要因であるとわかりました。
この気づきをもとに、急遽テーマを変更し、より現場に即した内容で勉強会を実施しました。
勉強会では、意見がぶつかる場面で、「私が正しい」「あなたが間違っている」という対立構造ではなく、「患者様の安全と安心を第一に考える」という視点へと主語を変換することの大切さを学びました。
また、業務が重なった際の優先順位の考え方として、「緊急度」と「重要度」を整理し、迷った時には一人で抱え込まず、すぐに上司へ相談することを確認しました。
参加者からは「衝突の原因を自分の価値観だけで考えていた」「患者様を中心に考えることで自然と協力できる」といった感想があり、現場での実践につながる手応えを感じました。
これからも、患者様とご家族に安全で安心できるケアを提供するため、看護補助者一人ひとりがチームの一員として成長できるよう、継続して取り組んでまいります。