夏の風物詩というとセミの声を思い浮かべる方は多いのではないでしょうか?
夏真っ盛りの頃は、アブラゼミやミンミンゼミが賑やかですが
ツクツクボウシが聞こえてくると、秋の訪れが近いことに気づいたりします。
夏の季語にもなっている「せみ時雨」ですが、その音の大きさは約70dB(デシベル)と言われています。
dB(デシベル)というのは音の強さの単位です。
60dB以上で人は騒音と感じるようです。
「せみ時雨」がうるさいと感じるのも納得できますね。
耳の聞こえを調べる方法に聴力検査があります。
健康診断では、1000Hz(低音域)と4000Hz(高音域)を調べます。
1000Hzは30dBで4000Hzは40dBを検査します。
それぞれの音が聞こえにくいと聴力障害の疑いがあります。
ちなみに、秋に聞こえるコオロギや鈴虫の音は45dBです。
聴力の低下の原因には、老化や普段から大きな音を聞き続けることがあります。
日常生活では気づかなかった聴力障害が健康診断によってわかることもあります。
年に1回の健康診断で体の声に耳を傾けてみてはいかがでしょうか?